TOP > 記事を見る > 栄養管理とは > 管理栄養士監修 【なめらか食/低栄養予防】かぼちゃの鶏そぼろあん
  • 栄養管理とは

2017.09.07 / MWS日高 デイトレセンター

管理栄養士監修 【なめらか食/低栄養予防】かぼちゃの鶏そぼろあん

なめらか食/低栄養予防】かぼちゃの鶏そぼろあん

かぼちゃの鶏そぼろあん   
  
1鶏そぼろあん   
【材料 作りやすい分量】   
鶏ひき肉…200g   
Aしょうゆ・砂糖・酒…各大さじ2と1/2   
A生姜の絞り汁   
かたくり粉…大さじ1   
水…1/2カップ   
  
【作り方】   
1.鍋に鶏ひき肉とAを入れてよく混ぜて火にかけ、かき混ぜながら火を通す。   
2.軽く煮立ったら、水溶き片栗粉を加え、とろみをつける。   
※冷蔵庫で3日ほど保存可能。小分けにして冷凍保存すれば2〜3週間もつ。   
  
【栄養価 大さじ1分量】   
エネルギー…21kcal   
たんぱく質…1.9g   
脂質…0.7g   
炭水化物…1.6g   
食物繊維…0g   
塩分…0.3g

【作り方】   
1.かぼちゃは小さめの一口大に切る。   
2.鍋に1と鶏そぼろあん、分量の水を入れて火にかけ、かぼちゃが煮崩れる程度にまで煮る。   
木べらなどで軽くつぶし、全体をなじませる。   
  
【栄養価 全量】   
エネルギー…215kcal   
たんぱく質…15.2g   
脂質…2.7g   
炭水化物…32.1g   
食物繊維…3.5g   
塩分…2.9g

  
【ポイント】   
◆鶏そぼろあん…飲み込みが心配なかたに!万能のあん   
高齢になると飲み込む力が衰えてしまう場合があります。加齢に伴う咀嚼嚥下障害は病気ではなく、治療による回復は難しいので、食事の形態を適切なものにすることが大切です。硬いものや飲み込みにくいものを食べてもリハビリにはなりません。   
逆に摂食訓練が重要となるのは、脳卒中など病気の後遺症による摂食嚥下障害です。この場合は病院の専門スタッフによるリハビリが行われます。退院後自宅でも、やわらかめの食事からリハビリを継続するかたもいらっしゃいます。(リハビリについては医師や専門スタッフにご相談ください)   
この鶏そぼろあんは、飲み込みに不安があるかたにピッタリの料理です。芋や野菜の煮物・蒸し物にからめると、しっとりして全体がまとまりやすくなります。   
冷蔵、冷凍保存ができますので、多めに作っておくと便利。   
生姜をすりおろすだけで包丁は使いません。鍋かフライパンがあれば簡単にできます。料理初心者のかたもぜひチャレンジしてみて下さい。基本のレシピなので、覚えておいて損はありません。   
◆「きざみ食」は嚥下障害がある場合は避けて   
普通のかたさでも細かく刻めば食べやすいのでは?と思いがちですが、嚥下障害(噛みにくい・飲み込みにくい状態)がある場合は避けましょう。細かく刻んだ食材は口の中で広がって、しっかり噛んで唾液と混ぜて一つのかたまりしないと飲み込めません。   
摂食・嚥下障害が少しであっても、よく噛んで舌とあごを使ってひとまとめにすることができない場合は、のどの奥に刻んだ食材が残って誤嚥する心配があります。   
きざみ食が向くのは、嚥下障害がなく、口がよくあかない、義歯などでかたまりが噛めないなどの場合です。   
かたくり粉やとろみ材などでやわらかい食材をまとめれば、飲み込みやすくなります。   
◆かぼちゃの鶏そぼろあん…市販品を使って簡単に♪   
市販のかぼちゃの煮物を使用するので、調理の手間が省け短時間で出来ます。かぼちゃの甘さと鶏そぼろのうま味は、誰もが好きな味。ほっこりする一品です。   
ほくほくとしたかぼちゃは飲み込みにくい場合があります。食べやすくつぶして、さらにゆるめのそぼろあんをからめると、水けを含むことでまとまり、味も馴染みます。   
飲み込みに心配がないかたは、つぶさずに、かぼちゃの煮物にそぼろあんをかけるだけでOK。   
かぼちゃの煮物の代わりに、里芋や大根の煮物も同様に、あんで食べやすくなります。   
食事作りは毎日のことなので、調理担当者は無理せず市販品も活用しましょう。   
◆かたくり粉での上手なとろみのつけかた   
ポイントは2つ。1よくかき混ぜて分離のない水溶き片栗粉を作ります。その水溶き片栗粉を入れるタイミングは、全体が沸騰してからです。全体が煮立ったら、その沸騰が続く程度の弱火にし、水溶き片栗粉を少しずつ回し入れましょう。するとダマが出来にくくなります。   
2水溶き片栗粉を入れたら、1分以上加熱します。とろみがついたと思ってすぐに火を止めてしまうとダマの原因となります。しっかり加熱時間をとれば、均一なとろみが作られ、冷めてもとろみが持続します。   
参考:女子栄養大学出版部「栄養と料理2015年9月号」


PREV NEXT
INDEX