免疫力を高める! カラフルピクルス
【材料 作りやすい分量】
パプリカ(赤)…100g
パプリカ(黄)…100g
玉ねぎ…1/2個(100g)
A酢…1/2カップ
A水…1/2カップ
A砂糖…大さじ2
A塩…小さじ1/2
Aローリエ…1枚
Aこしょう…少々
【作り方】
1.パプリカは4つ割りにして横1cm幅に切る。玉ねぎはくし切りにする。
2.耐熱ボウルにAのピクルス液とパプリカ、玉ねぎを入れてふんわりとラップをし、600Wで4分加熱する。
3.時々上下を返し、冷めるまで置く。
【栄養価 全量】
エネルギー…209kcal
たんぱく質…3.0g
脂質…0.5g
炭水化物…47.9g
食物繊維…4.5g
塩分…3.0g
【ポイント】
◆「野菜のおかずが少ないな」と思った時にすぐ出せる♪
冷蔵庫で5日ほど日持ちする便利な常備菜です。
献立に野菜がちょっと足りない時に、食卓にサッと出せるので、作っておくと重宝しますよ。
まろやかな酸味は、和風・洋風どちらのおかずにもよく合います。
生で食べられる野菜ならお好みでアレンジしてみてください。にんじん、かぶ、ズッキーニ、大根などがおすすめです。
◆豊富なビタミンが、からだを丈夫に!
パプリカやピーマンは緑黄色野菜。様々なビタミンが豊富に含まれています。特にβカロテンとビタミンCがたっぷり。
βカロテンは肌や粘膜の健康を保つはたらきを持ち、風邪予防や肌荒れの解消にも役立ちます。
ビタミンCも美肌づくりが得意な栄養素で、細胞と細胞を繋げるコラーゲンの生成を促します。
抗酸化作用もあるため、免疫力を高め、風邪予防にも役立ちます。
◆脳出血の予防に役立つ「ビタミンP」
ピーマン・パプリカには、毛細血管を丈夫にするビタミンPが含まれています。
ビタミンPはビタミンと同じはたらきをすることから「ビタミン様物質」といわれ、かんきつ類などに多く含まれます。
ビタミンPはビタミンCの吸収を助け、高血圧や脳出血などの予防にも役立ちます。
◆加熱しても豊富な「ビタミンC」がとれる!
本来、ビタミンCは熱に弱い栄養素なので、生食が一番。
しかし、ピーマン・パプリカは果肉が厚いため、加熱によるビタミンCの損失があまりありません。
ビタミンCはもともと壊血病予防に発見された成分。
コラーゲンの合成に必要で、コラーゲンが合成できないと細胞同士の結びつきが弱くなって血管や皮膚、粘膜などがもろくなり、出血や感染症を引き起こします。
吸収されやすい成分ですが、使わないと排泄されます。効果を持続させるためには毎食とりましょう。
◆喫煙とビタミンC
煙草を吸う人では、吸わない人に比べてビタミンCを消耗しやすいことが分かっています。
ビタミンCの1日の推奨量は、20歳以上で100mg。
しかし、喫煙者が吸わない人と同じようにビタミンCの働きを期待するためには、1日当たり35mg以上多く摂取する必要があります。
なお、受動喫煙してしまう人も、血液中のビタミンC濃度が低下するという報告がありますから、余分に摂取したほうがよいでしょう。
◆ピーマンの色は赤が一番?
パプリカもピーマンも、実はとうがらしの仲間。
パプリカはカラーピーマンの一種で、大型で肉厚なのが特徴。
赤、黄、赤紫、橙色などがあり、オランダなどからも輸入されます。
黄色や緑色のピーマンと比べて、βカロテンの含有量は赤色がダントツ。
そのほかビタミンEやビタミンB1、B2、ビタミンCなども赤色の方が豊富です。
栄養だけでなく、色とりどりのパプリカ・ピーマンを使えば料理はグッと華やかになります。
見た目の美しさは食事の楽しみの一つ。
ぜひ様々な色を取り入れてみてください。
◆疲労回復に役立つ、お酢の「クエン酸」
お酢に含まれるクエン酸は、摂取した食べ物を体内でエネルギーに変える時に、体の中に溜まった老廃物を排出させます。
疲労回復やスタミナ増進には欠かせない成分です。